原発が廃炉になっていく理由
関西電力は17日、運転開始から40年を超えて老朽化した、美浜原発1、2号機(福井県)の廃炉を正式に決めました。
日本原子力発電も同日、敦賀1号機の廃炉を決定しました。また、中国電力と九州電力が18日、島根1号機(島根県)と玄海1号機(佐賀県)の廃炉をそれぞれ決定しました。
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・なぜ廃炉になった?
日本は、70年代から80年代にかけて原発を一気に作りました。当時、原発を何年で老朽とするか、法律で定められていませんでした。
しかし、東京電力福島第1原発事故後、原発の運転期間を原則40年に制限するルールが決まりました。40年を超えたら、巨額のお金を支払い20年延長するか、税金の優遇を受けて廃炉にするかの判断が迫られます。
各電力会社は、延長するのは割にあわないと考え、廃炉を決定したのです。
・国内の原発はどうなる?
国内の原発48基のうち、運転開始から30年を超えた原発は19基あります。この19基についても、10年以内に延長か廃炉かを決めることになります。
これは、「原発を限りなく減らし、原発の依存度を下げる」とする安倍政権の方針です。同時に安倍政権は、安全性が確認された一部の原発の再稼働をすすめています。
原発の燃料となるウランは石油と比べて安定供給できる資源なので、輸入資源に頼る以上は原発を再稼働すべきという意見があります。
それに対して、使用済み核燃料を始めとする「核のゴミ」の処理方法が決まらないうちは、原発の運転を控えるべきという意見もあります。
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日本は、70年代から80年代にかけて原発を一気に作りました。当時、原発を何年で老朽とするか、法律で定められていませんでした。
しかし、東京電力福島第1原発事故後、原発の運転期間を原則40年に制限するルールが決まりました。40年を超えたら、巨額のお金を支払い20年延長するか、税金の優遇を受けて廃炉にするかの判断が迫られます。
各電力会社は、延長するのは割にあわないと考え、廃炉を決定したのです。
・国内の原発はどうなる?
国内の原発48基のうち、運転開始から30年を超えた原発は19基あります。この19基についても、10年以内に延長か廃炉かを決めることになります。
これは、「原発を限りなく減らし、原発の依存度を下げる」とする安倍政権の方針です。同時に安倍政権は、安全性が確認された一部の原発の再稼働をすすめています。
原発の燃料となるウランは石油と比べて安定供給できる資源なので、輸入資源に頼る以上は原発を再稼働すべきという意見があります。
それに対して、使用済み核燃料を始めとする「核のゴミ」の処理方法が決まらないうちは、原発の運転を控えるべきという意見もあります。